ホワイトニングを始める前に知っておきたいこと

「歯を白くするにはどうしたらいいの?」、「毎日の歯磨きで歯は白くなるの?」、「自宅でホワイトニングってどうやるの?」など、本記事では歯を白くしたいと思っている多くの方が知らない、ホワイトニングをする前に知っておくべきことをご紹介します。

  1. 歯を白くするために必要なこと
  2. 「クリーニング」と「ホワイトニング」の違い
  3. ホワイトニングの種類
  4. オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い
  5. ホワイトニング剤の使用期限と保存方法について
  6. ホワイトニングの安全性
  7. まとめ

1.歯を白くするために必要なこと

多くの人が誤解しているのですが、日本で販売されている歯磨き粉にホワイトニング成分は含まれておらず、歯を白くする効果はありません。そのため、一度でも黄色くなってしまった歯は、いくら高価な歯磨き粉で毎日欠かさずに歯磨きをしても、歯の黄ばみを落とす事はできません。その理由は、日本で販売されている歯磨き粉には、歯の表面の汚れを取り除く「クリーニング」の効果しかなく、加齢や飲食により歯の内部まで浸透した着色汚れを落とす、「ホワイトニング」の効果のある成分を歯磨き粉に含有することが、薬事法により規制されているからです。歯の内部まで浸透した着色汚れを落とすには、歯を白くする専門の歯医者さん(審美歯科)などでホワイトニング効果のある「過酸化水素」を含んだ、ホワイトニング剤で歯を白くする方法(オフィスホワイトニング)と、「過酸化尿素」を含んだホワイトニング剤を歯科医または、通販で購入して、自宅で歯を白くする(ホームホワイトニング)の二つの方法があります。

2.「クリーニング」と「ホワイトニング」の違い

「クリーニング」とは歯の表面に付着した汚れのみを取り除く方法。

「歯を白く」と検索すれば、歯科医で歯を白くしてもらう、歯磨きで歯を白くする、ドラッグストアで販売されているホワイトニングペンで歯を白くする、重曹で歯を白くする、イチゴで歯を白くする、などインターネットでは色々な情報が飛び交い、それを参考にしている方も多いのでは?しかし、ネット上で見つかる多くの、「自宅で出来る簡単なホワイトニング」などと題した記事で紹介されている、ほとんどの方法は、この歯の表面に付着した汚れを取り除く、「クリーニング」であり、「ホワイトニング」ではありません。

例えば、

  • 歯医者での歯石取り。
  • 歯の表面に塗るだけで白くなる、マニュキュアタイプの商品。
  • 自然由来の成分を使った1000円以上もする高級歯磨き粉で歯を白く。
  • イチゴや重曹などの自宅で簡単に手に入るものを使用して歯を白く。
  • 研磨剤を使用したホワイトニング効果を謳った歯磨き粉で歯を白く。
注意 ※これらの方法にホワイトニング効果はありません!
特に誤解を招いているのが、薬局、デパートなどで目にすることの多い、「あなたの歯を本来の白さに」などとホワイトニング効果を謳っている歯磨き粉には、カレー、赤ワインなど色素の強いものの飲食、喫煙、加齢などによる、歯の内部に浸透した、着色汚れまでは落とせないことです。さらに、日本で販売されている歯磨き粉には、前述のように歯の内部を白くするホワイトニング成分は含まれていません。

「ホワイトニング」とは歯の内部まで浸透した、着色汚れを専門のホワイトニング剤を使用して歯を白くする方法。

「ホワイトニング」は歯の表面に付着した汚れを取り除く、「クリーニング」とは異なり、歯の内部まで浸透した、着色汚れを取り除きます。

3.ホワイトニングの種類

  1. 審美歯科(歯を白くする専門の歯医者さん)でホワイトニング剤(過酸化水素)を使用して歯を白くしてもらう。「オフィスホワイトニング」
  2. 審美歯科よりホワイトニング剤(過酸化尿素)を購入して、自宅で歯を白くする。「ホームホワイトニング」
  3. ホワイトニング剤(過酸化尿素)をアメリカより個人輸入で取り寄せ、自宅で歯を白くする。「ホームホワイトニング」

歯のホワイトニングに使用される薬剤の種類とそのホワイトニング効果

ホワイトニング剤には、使用する薬剤により、効果と所用時間が異なります。

ホワイトニング剤には2種類あります。

  • 「過酸化水素」(Hydrogen Peroxide)
  • 「過酸化尿素」(Carbamide Peroxide)
区分使用する薬剤(濃度)ホワイトニング効果(1回)所用時間
オフィスホワイトニング過酸化水素35%7シェード20分
オフィスホワイトニング過酸化水素15%5-6シェード15分
ホームホワイトニング過酸化尿素22% (過酸化水素7.9%)2シェード2時間
ホームホワイトニング過酸化尿素35% (過酸化水素12.6%)3-5シェード30分
ホームホワイトニング過酸化尿素44% (過酸化水素15.8%)5-7シェード20分
備考
※過酸化尿素10%=過酸化水素3.6%
※ホワイトニング効果についてはシェードガイドを参照

4.「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」の違い

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「オフィスホワイトニング」は過酸化水素を、「ホームホワイトニング」では過酸化尿素を主成分とした薬剤を使用します。ただし、基本的にどちらの薬剤もホワイトニング効果は同じです。その理由は、過酸化尿素は唾液と混ざることにより酸化反応が起こり、過酸化水素に変化するためです。

薬剤使用する場所長所短所
過酸化水素審美歯科 (オフィスホワイトニング)1.即効性があり、1回で効果がでやすい。1.色戻りしやすい。 2.すりガラス上の歯の白さになりやすい。 3.光が届かない奥歯は白くなりずらい。 4.一度に歯を白くするために、施術日に痛みを感じることがある。 5.費用が高い(3-5万)。
過酸化尿素自宅 (ホームホワイトニング)1.好きな時間に歯を白くできる。 2.白さが長続きし、色戻りしにくい。 3.奥歯まで白くできる 4.白くできる限界点が高い。1.成分濃度により異なるが、3-4回のホワイトニングが必要。 2.歯型に合ったマウスピースを作成する必要がある。

5.ホワイトニング剤の使用期限と保存方法について

ホワイトニング剤には使用期限があります。また、雑に保存、保管していると効果が低下する場合があります。特に気温の高い夏場などに机の上などに放置したままだと、ホワイトニング剤の効果が無効化する場合もあるので注意が必要です。

薬剤の種類使用期限(冷蔵/常温)
過酸化尿素ホワイトニング剤24ヶ月/12ヶ月
過酸化水素ホワイトニング剤18ヶ月/9ヶ月
注意 ※きちんとキャップを閉めて保管する。 ※2-8度の冷蔵で保管するのが最適。

6.ホワイトニングの安全性

過酸化水素を使用したホワイトニングは、国内だけでなく、海外の審美歯科でも広く使用されています。そして、過酸化水素には消毒剤、食品添加物などに、一般的に使用されており、体内でも1日に約6.5gの過酸化水素が作られています。ホワイトニングの発祥国であるアメリカでは、100年以上前の1844年からホワイトニングの研究が進められており、20年前からは実用化され、現在では、ドラッグストア、コンビニ等、身近な場所で自宅で出来るホームホワイトニングキットなどが販売されています。アメリカの食品医薬品局(FDA)や日本の厚生労働省でも認可され、歯を軟化させたり、傷めたりすることなく安全に白くすることができることが証明されています。

7.まとめ

日本人の歯は先進諸国の中でも黄ばんでいる言われています。高額な審美歯科でのホワイトニングが未だ主流であり、自宅で歯を白くするために必要な過酸化尿素を含んだホワイトニング剤を購入する環境が整っていない事がその理由の一つでしょう。しかし、ホワイトニングに関する正しい知識を身につけることで、だれでも歯を白くすることは可能です。

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